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上海ディズニーリゾート、華々しく開園 海外メディア「ミッキーと灰太狼との一騎打ち」 (2)

人民網日本語版 2016年06月16日14:33

米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、「上海ディズニーランドは、中国に対するディズニー社の野望のための踏み石となっている。海外でのテーマパーク事業は、ディズニーにとって数少ない斜陽事業のひとつである。フランス、日本、中国香港にあるテーマパークは軒並み、営業収入が芳しくない状態が続いており、赤字の場合もある」と報じた。だが、「上海ディズニーランドは、ディズニー社の振るわない海外業務収入を盛り返すであろう」と見るアナリストは数多い。野村証券は、「上海ディズニーリゾートは、開園1年目、1500万人の来園客と5億ドルの営業収入が見込まれる」と予測する。報道によると、ウォルト・ディズニー・カンパニー会長兼CEOのロバート・アイガー氏は、「上海ディズニーリゾートの意義は、中国一の大都市により多くの人々を誘致するビジネスチャンスだけにとどまらない。弊社創始者の故ウォルト・ディズニー氏がテーマパークの助けを借りてディズニーブランドを米国内で大きく発展させたように、中国でも、同じような輝かしいチャンスが再現されるに違いない」とコメントした。

○中国の子供はまだミッキーマウスに関心があるのか?

日増しに拡大する中国の消費者層に眼を向けている国際大手企業は、何もディズニー社だけではない。AFP通信は、「中国でテーマパークが建設されるスピードは、世界のどの国よりも速い。昨年1年間で21のテーマパークが開園、さらに20園が建設中だ」と報じた。ユニバーサル・スタジオは、北京にテーマパーク建設を計画しており、ドリーム・ワークス・アニメーションも24億ドルを投じて「ドリーム・スタジオ」を建設するという。

「中国のストーリー」を追い求めているのは、海外巨頭だけに限らない。不動産大手「大連万達集団(ワンダグループ)」の王健林会長も、自社独自のテーマパークを建設している。先月、同社初の大型複合観光施設「南昌万達文化旅遊城(ワンダ・シティ)」がオープンする数日前、王会長はディズニーによる「カルチャー侵攻」を批判、「ミッキーマウスやドナルドダックが起こした騒動はもう終結した。我々が盲目的にディズニーの後を追う段階はすでに終わったのだ」と話した。


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