ロイター通信によると、ディズニーは大きな課題に直面している。挑戦を仕掛けているのは、中国では超有名な「熊大」や「灰太狼」などのアニメキャラクターだ。これらのキャラクターの存在感が大きいため、中国の子供たちはミッキーにはあまり関心を示していない。 今の中国の子供たちに「一番好きなアニメキャラを描いてみて」というと、ミッキーやドナルドを描く子はほぼ皆無だ。中国のテーマパークが増えるに伴い、ディズニー側が中国の子供たちのハートを捉え、親の財布の紐を緩めることは一層困難になるに違いない。
独週刊誌「デア・シュピーゲル」は、次の通り報じた。
「ミッキーと灰太狼との一騎打ちの時が来た。上海ディズニーこのほど、中国大富豪の王健林氏から公然と『宣戦布告』を受けた。ディズニーは、中国での立ち位置について憂慮しなければならないのだろうか?上海ディズニーランドの入場券は国内テーマパークより高いが、開園後数週間分のチケットは完売状態で、中国における米国の娯楽商品の人気の高さがうかがえる。王健林氏もその例外ではない。3年前、万達の投資によって建設された青島東方影都(オリエンタル・ムービー・メトロポリス)が開業した際に、王氏はニコール・キッドマンやレオナルドなど米国の映画スターを招待した。灰太狼がミッキーと正真正銘の実力比べをしようと思うのならば、さらに努力しなければならないだろう」。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年6月16日