第1回世界シェフ・アートフェスティバルおよび世界中国料理業連合会設立25周年記念イベントがこのほど開催された。同イベントに出席した世界中国料理業連合会の楊柳会長によると、大まかな統計の結果、海外の中華料理店の数が約50万軒に達し、市場規模は2500億ドルを上回ったという。これは中国飲食市場の約半分の規模に相当する。また、海外の中華料理店には今、西洋風の中華料理から本場の中華料理への変化といった、いくつかの新たなすう勢がみられる。新華社が伝えた。
楊会長は「海外にある中華料理店の分布は、欧米や東南アジアに集中しており、特に海外に移住した華人が生計を立てるために開いた中華料理店が多くを占める。一方、中国国内の飲食企業が海外に開設した支店や加盟店もごく少数ながら存在する」と述べた。
同日発表された「世界中華料理発展情勢報告書」によると、アンケートに答えた海外の中華料理店関係者のうち80%以上が、国内外の外食産業、海外の中華料理店間、海外の中華料理店と所在国政府の間を取り持つ役目を果たす業界協会の設立を急ぐべきとの見方を示した。
海外の中華料理店には今、以下のような新たなすう勢がみられる。
○西洋風の中華料理から本場の中華料理へ
20世紀に大勢の華人が海外に移住し、その多くが生計を立てるために料理店を開いた。しかし彼らは中華料理を専門に学んだわけではないため、提供する料理は中華料理と現地料理のどちらともつかぬような代物ばかりだった。しかし現在は、海外の中華料理有名店の多くが本場の本格中華を提供しており、中華料理の名誉を取り戻している。
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