中国大陸部の人々が世界各地に進出するに伴い、煎餅果子からラーメンまで、じゃがいも麺から麻辣湯(マーラータン)まで、より多くの外国人が中国の美食を味わい、味のバラエティに富む中国飲食文化を楽しむようになっただけではなく、故郷が恋しくなった海外在住中国人の悩みが解決されるようになった。参考消息網が伝えた。
台湾中時電子報の報道によると、北米は、中国大陸部のシャオチー(軽食)が「国際化」に向かうためのホームグラウンドという。カナダ・トロントの国際色豊かなグルメのうち、中国式シャオチーは特に人気が高い。香港スタイルの朝茶、上海城隍廟のシャオチー、陝西の中国式ハンバーガー、天津の煎餅果子(中国式クレープ)など、大陸部各地のシャオチーが相前後してトロントに落ち着き、カナダ人の舌に衝撃を与えている。
この10年間、ますます多くの大陸部のシャオチーがニューヨークに根付き、花を咲かせた。「シーアン・フェイマス・フード(西安名喫)」もその一つだ。毎日お昼頃になると、マンハッタン・ミッドタウンにある「シーアン・フェイマス・フード」の店の外には長い行列ができる。中国式ハンバーガーや手扯面など西安のシャオチーが販売されており、その人気は台湾のタピオカティーを凌いでいる。特に、秘伝の「唐辛子入り味噌」が、彼らの人気を支える大看板となっている。
ニューヨークのチャイナタウンは、中国シャオチーのホームグラウンドだ。江蘇・浙江・広東・福建・四川・湖南・台湾・香港など各地のシャオチーが何でも揃っており、その種類は100 種類を上回ると見られる。