中国の政治や文化、国際交流、科学技術革新の中心である北京は、サラリーマンの平均した文化、教育レベルがかなり高く、短大卒とそれ以上の学歴の人々が74.7%を占め、「知識型」労働者が中心となっている。
また、報告では、サラリーマンの需要の現状に関する分析が行われた。北京のサラリーマンが現在最も関心を寄せている問題は、「給与待遇と福利」がトップ(72%)、「老後の生活と社会保障(7.7%)」が第2位だった。このことから、最も基本的な生存と安全に対する需要を満たすことが今も北京のサラリーマンの一番の希望であることがわかる。
サラリーマンが直面している最大のストレスについては、「仕事上のストレス」を選んだ人は30.4%、「精神的・心理的なストレス」は19.4%、「マイホーム購入に関するストレス」は16.1%、「家庭生活をめぐるストレス」は11.5%を、それぞれ占めた。注目すべきは、「精神的なストレスが今の自分にとって最大のストレス」と答えた人が19.2%に上り、住宅、介護、子供の入学などのストレスを上回った点だ。「サラリーマンの精神的ストレス」は今や、新たな社会問題のひとつとなっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年7月7日
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