日本では現在、全身タイツに身を包むファッション「ゼンタイ」(全身タイツ)がひそかに流行している。普段大きなストレスを抱える人が「ゼンタイ」独特の「快感」で、ストレスを解消しているという。環球網が報じた。
若者や中高年、普段は厳格なイメージの教育関係者や公務員など、誰でも「ゼンタイ」という風変わりなファッションを楽しむことができる。彼らは、伸縮性ポリウレタン繊維製のタイツを着て、足元から顔まで自分の外見を消し去り、パーティに参加したり、街を歩いたりする。自分の外見を消し去ることで、重圧から解放されるという。
全身をぴったりとしたタイツで包む快感で、生理的満足感を得るだけでなく、保守的な上流階級に蔑視されることに対する反抗心が働き、しがらみに縛られることなく、自分の気持ちを満足させることだけに集中することできるという。
現在、多くの日本人が自分らしくいることができないと感じ、そんな社会の現状が「ゼンタイ」という風変わりなファッションを生み出してしまった。現在、東京だけでも3000人が「ゼンタイ」を試したことがあるといい、この流行が世界の国・地域に波及し、広がりを見せているという。
「人民網日本語版」2016年1月18日