また、最近洪水被害に遭ったばかりの太湖でも、予断を許さない状況が続いている。10日午後2時時点の遠隔測定による太湖の水位は4.84メートルと、前日9日比べ0.02メートルとやや低下しているものの、太湖全体の流入水量は1億2370万立方メートル、流出水量は1億2240万立方メートルと、ほぼ変化がみられず、太湖の水位は引き続き上昇する可能性もあり、過去の最高水位4.97メートル近くまで達する見通し。浙江省杭嘉湖南排プロジェクトの排水量は1億1800万立方メートルに達している。同省の洪水干ばつ防止指揮部・軍区および武装警察は、緊急救助連携体制を敷き、省軍区は9千人の兵士を即応態勢とし、省武装警察総隊は5千人の兵士を待機させ、武装警察水力・電気二総隊は隊員120人を浙江仙居抽水畜能発電所に派遣、待機させた。
浙江気象当局の予報によると、11日から12日にかけて、浙江西部・北西部で大雨・豪雨の天気となる見込みだ。
台風1号の影響で京広(北京―広州)と滬昆(上海-昆明)鉄道でも水害の影響が出ており、南昌鉄道局は10日、広い範囲での運行ダイヤの調整を余儀なくされた。動車組列車105本と普通快速列車22本を運休すると同時に、動車組列車30本を臨時増発した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年7月11日
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