アリババ(阿里巴巴)傘下の金融サービス企業・アントフィナンシャルの消費者ローンサービス「アント花唄」がこのほど発表した「2016年新デジタル時代消費情勢報告」では、多くの興味深い結論が導き出されており、モバイルインターネット時代には個人消費の流れがこれまでとは大いに異なる様相を呈していることが明らかになった。「京華時報」が伝えた。
同報告によると、消費者は以前よりもお金をためてデジタル3種の神器(コンピューター、通信、消費電子製品)を買うことに慣れ親しんでおり、次世代の消費者は消費者金融商品を利用して買うことにためらいがなく、過去1年間に花唄を利用して3Cデジタル商品を買った人は前年比9.4倍増加し、取引件数も15.6倍増加したという。
また淘宝(タオバオ)や天猫(Tmall)などの通信販売プラットフォームで3Cデジタル商品を買うケースで、総売上に占める花唄のローン利用の割合が28.9%を占めた。つまり、3Cデジタル商品の購入では、「明日の金」での支払いが約30%に上り、消費者金融の浸透率が約30%に達したということになる。
3Cデジタル商品の購入では、1990年代生まれ(90後)が圧倒的な消費の主力だ。すべての年齢層の中で、90後は最も買い物好きで、3Cデジタル商品の取引量の40.84%を担い、70年代生まれ(70後)のほぼ3倍に達した。70後は13.7%で、80年代生まれ(80後)の37.89%を下回り、70年代以前に生まれた人(70前)の7.57%を上回った。こうしてみると、あらゆる企業が90後の消費傾向の研究に励むのももっともだといえる。
また同報告によると、花唄の利用者の毎年の3Cデジタル商品購入額は2021元(約3万2429円)に上り、花唄を利用しない人は680元(約1万911円)にとどまったという。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年7月21日
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