資料によると、同動物園は、山沿いにある大型サファリパーク。動物たちは園内の開放的な環境で放し飼いされているため、自家用車で入園する場合、生命保険に加入しなければならないほか、見学前や見学中に無断で下車してはならず、安全に注意する等の様々な安全に関する規則や対策が数多く設けられている。
過去のニュースを調べてみると、近年、八達嶺野生動物園を含む中国国内のサファリパークでは来場者が動物に襲われる事故が相次いでいる。来場者が見学中に規則に反して下車し、トラなどの動物に襲われ負傷、あるいは死亡するケースがほとんどだ。放し飼いされている野生動物は、飼いならすのが難しく、来場者の中にはこのような潜在的な危険を感知できず、注意を怠って「大丈夫だろう」と軽率な行動をした結果、悲劇に巻き込まれるパターンが多く、動物に襲われてからでは、後悔しても手遅れだ。
今回の事故を受け、北京市延慶区委員会宣伝部は、微博(ウェイボー)公式アカウントで「(サファリパークに)入園する際は、関連規定を順守し、必ず安全に対する意識を高めなければならない。何よりも重要なのは命であり、事故の発生を避けなければならない。危険性が高く、事故が起きやすいエリアでは、サファリパーク側も監督・管理を強化し、責任をきちんと担い、来場者の安全を確保しなければならない」と注意を呼び掛けている。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年7月25日
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