2016年8月4日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

日本経済、刺激だけで改革なし (2)

人民網日本語版 2016年08月04日08:43

最後に、少子高齢化対策の不足が挙げられる。女性と65歳以上の高齢者が雇用全体に占める比率はすでに50%以上に達しているが、労働力の減少の流れを食い止められていない。日本の労働人口は2010年より300万人弱減少している。これは潜在的な経済成長率が0%付近で推移する原因だ。「新3本の矢」は出生率を1.8にし、介護離職をゼロにするという壮大な目標を打ち出したが、古い規則が労働市場の改革を妨げている。これは正社員・非正社員間の賃金の格差、外国人の就業、所得税と社会保険の所得の壁(年収103万円未満は所得税が免除、年収130万円未満は配偶者が国民健康保険に加入していれば免除。この制度は非正社員の低所得の温床になっている)などのことだ。

三菱東京UFJ銀行は先ほど国債市場特別参加者資格を返上したが、これは日本の経済改革に警鐘を鳴らした。日銀の大量の買い入れにより、国債はその金融機能を失った。マイナス金利政策は政府による大量の国債発行を奨励する。これにより構造改革が遅れ、財政の法則を軽視する傾向を強めている。今回の大規模な経済刺激が、国債残高を膨らませることは間違いない。この国による過度な借り越しは、大きな金融危機をはらんでいると言えるだろう。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年8月4日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント

アクセスランキング