このほかにもディズニーも上海にディズニーランドを建設し、フィンランドのロビオ・エンターテインメントも今後4年の間に、中国で人気モバイルゲーム「アングリーバード」のテーマパークを9ヶ所建設する計画だ。中国の観光市場の投資の潜在能力を外資系企業が少しずつ引き出している。
中国の投資環境を最適化するため、専門家は、「供給側の改革に合わせて、 外資系企業の中国における投資の地域や分野をうまく導かなければならない」と指摘している。
市場が日に日に飽和し、競争が熾烈化するにつれ、外資系企業の中国における投資にもリスクが存在する。清華大学(北京)経済管理学院の李稲葵教授は、「供給側の改革の思考に合わせて、また過剰な生産能力が形成されないように、中国で投資する意向を持つ起業を導く必要がある。中国で需要の高い、医療や教育、保険などの分野は、適度に外資を呼び込むことができる。中国で研究開発センターを設置するよう外資系企業を鼓舞し、最新技術が中国に入るようにしなければならない」との見方を示している。
同時に、市場環境を重点的に最適化し、市場以外の不必要な部分を減少させなければならない。
外資系企業は、中国で大きな改革が実施される中、さらなる商機を見出すために、投資の分野がさらに開放されることを願っている。中国商務部(省)は今年、外資参入を制限する対策を一層減らし、外資系企業がM&Aを通して中国の国有企業改革に参加するのをサポートしたいとの考えを示しており、多くの外資系企業が歓迎している。一部の外資系企業の責任者は、「国有企業改革のような改革の波は、外資系企業にさらなる投資の機会を与えてくれる。中国政府が外資参入の制限をさらに減らすことを前提に、その波に乗って行きたい」との姿勢を示している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年8月4日
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