「怠け病」患者にはもしかしたら心理的な慰めになるかもしれない。なぜなら頭の良い人ほど怠け者ということを米国のある研究者が発見したためだ。新華社が伝えた。
フロリダのガルフコースト大学の研修者が大学生を対象に「知的欲求」に関するアセスメントを行なった。知的欲求とは人が情報を処理する際、綿密な思考を好むかどうか、またじっくり思考する中でそこから楽しさを得たどうかを指し、ヒトの認知動機に反映される。同研究者は「思考を好む人」と「思考を好まない人」を30人ずつ、計60人の大学生を選び、彼らに7日間、腕にアクティグラフ装置をつけさせ、その活動量をチェックした。その結果、「思考を好む人」の活動量は「思考を好まない人」を下回ることが判明した。しかし2グループの学生達の週末における活動量はほぼ同じだった。
同研究者は、「この『週末の反応』は研究対象を大学生にしているからかも知れない。仮説だが、経験が異なる年齢層においての『週末の反応』は変化が発生する可能性がある」としている。同研究者はこの結果をまとめ、「健康心理学研究雑誌」に論文として発表している。また、これらの頭が良い人は怠惰に過ごすという副作用が生じる可能性がある。そのため、英国心理学協会は、「思考を好む人は常に自分が運動嫌いなグループに属していることを意識し、よりたくさん積極的に活動する必要がある」とアドバイスしている。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年8月12日
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