マイケル・フェルプス選手の身体に、丸く色の濃いカッピングの痕がたくさん残っている。
リオ五輪開幕に先駆け、中国五輪代表団は、「蚊帳」を全世界にPRすることに見事成功した。これに続き、競泳会場において、各国代表の全身に見事な「カッピング(吸い玉療法)の痕」が残っていることに誰もが気づいていた。特に、米国競泳チームのエースであり、オリンピック金メダル獲得数を19個に増やしたマイケル・フェルプス選手の身体に、丸く色の濃い跡がたくさん残っているのを、注意深い観衆は見逃さなかった。つぶさに観察すると、これらはみなカッピングの痕だった。成都商報が伝えた。
○動画で広まった、フェルプス選手の「必殺技」カッピング
かつて、米国人専門家が、カッピングの効能について疑いの声を上げたこともあったが、フェルプス選手はかなり前からカッピングを物理療法として取り入れていた。フェルプス選手は日常的にカッピングを行っており、さらには、この新療法を世間に広めるために、「自分をコントロール」という動画まで制作した。自身にとって5度目のオリンピックとなるリオ五輪に出場した、31歳のベテランにとって、「カッピング」という中国で広く受け入れられている手技は、自分自身の体力回復のための「必殺技」であるようだ。絶好調のフェルプス選手は、20個目の金メダルを目指し、今後の競技に挑む。
米メディア報道によると、アスリートの多くは、薬物の副作用を心配し、怪我の治療や疲労の緩和のために安易に薬物を使用するのを躊躇している。そこで、身体の回復のためにカッピングを採り入れる選手も少なくない。
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