先ごろ開かれた2016年第14回中国国際デジタルエンターテイメントエキスポ(チャイナジョイ)で、世界の大手IT企業やゲーム会社がバーチャルリアリティ(VR)技術と製品を展示し、また初めてとなるVRフォーラムを3日連続で開催した。「eスポーツ」、「ライブ配信」、「IP」、「VR」が今年のチャイナジョイのキーワードになった。人民日報が伝えた。
同イベントでは中国企業の金亜科技およびその子会社が展示したVR技術を取り入れたeスポーツゲームが、大きな見どころとなった。金亜科技の子会社である驚夢互動の創業者の李智氏によると、同社はハードのヘッドセットディスプレイ、ソフト、ゲームのコンテンツを開発するのではなく、主にVRインタラクション技術に取り組む。自社の技術により一体化されたソリューションプランを作り、ハードとソフトの橋渡しを行い、VRゲーム開発会社とディスプレイ装置の協力・ウィンウィンの関係を形成する。そしてユーザーのVRインタラクションの体験の質を高め、共にVR産業の発展を促す。
金亜科技はテレビ・ラジオ製品から企業を起こし、モデルチェンジを積極的に模索してきた。さらに文化ゲーム産業チェーン、軍需産業チェーン、家庭内インターネット生態圏の構築に取り組んできた。同社の王海竜副総裁は、「当社はVR産業に進出する際に、驚夢互動、超広帯域無線方式(UMB)測位技術の中電昆辰に出資し、各技術を効果的に統合し、さらにその産業転化の長所を活かした。これにより驚夢互動のVR体験館技術のコストを削減し、産業調整により驚夢互動と中電昆辰の開発のペースと品質を向上させた」と説明した。
王氏は業界の発展について、「中国国内のVR技術は産業化への発展の道を歩み始めた。最初のうちは荒削りな成長段階を経ていくことになるだろう。既存分野でVRプラスを実現することが、産業ボーナスを共有する重要な手段になる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年8月12日
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