税関総署が8日に発表した今年7月の輸出入データによると、7月の輸出入額は2兆900億円(1元は約15.4円)に上り、前年同月比0.9%減少した。輸出は1兆2200億元で同2.9%増加し、人民元建て輸出額としては5カ月連続の増加となった。輸入は8730億元で同5.7%減少。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は3428億元の黒字で、黒字額は34%拡大した。「経済参考報」が伝えた。
1~7月の輸出入額は13兆2100億元で前年同期比3%減少した。輸出は7兆6千億元で同1.6%減少し、輸入は5兆6100億元で同4.8%減少し、貿易収支は1兆9900億元の黒字で同8.7%拡大した。
貿易エリア別にみると、欧州連合(EU)、日本との輸出入が増加し、米国、ASEANとの輸出入が減少した。1~7月はEUが一番目の貿易相手先で、貿易額は2兆100億元で同1.8%増加し、同期の対外貿易全体のうち15.2%を占めた。米国は2番目で貿易額は1兆8300億元で同4.8%減少し、全体の13.8%を占めた。
貿易商品構造をみると、1~7月は電気機械製品の輸出が4兆3300億元で同1.9%減少し、輸出総額の57%を占めた。衣類、繊維製品、靴類などの大規模労働集約型産業の製品の輸出額は合計1兆6100億元となって同0.2%増加し、輸出総額の21.2%を占めた。
専門家は、「7月の対外貿易輸出先導指数は33.8ポイントで、前月比1.1ポイント上昇した。ここから第4四半期(10-12月)には輸出にかかる圧力が軽減されることが予想されるが、外需の落ち込みによる低調な輸出増加ペースを短期間で改善することは難しい」との見方を示す。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年8月9日
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