五輪は世界のスポーツ界で最も重要な祭典であり、メダルが選手にとって最大の評価になることは間違いない。一部の国の選手にとっては、メダル獲得は豊かになることも意味している。「参考消息報」が西側メディアの報道として伝えた。
スペインの経済紙「エル エコノミスタ」が9日に伝えたところによると、五輪メダルを獲得した選手は、自信が強まり、国際的な知名度が上がるだけでなく、報奨金を受け取るケースが多い。メダリストのためのスポーツ基金を設立し、さらなる頑張りを奨励する国もある。ロンドン五輪の場合、スペイン選手が個人種目の金メダルを獲得すると9万4千ユーロ(1ユーロは約113.6円)の報奨金が与えられ、2人種目では7万5千ユーロ、団体種目では5万ユーロが与えられた。
スポーツ専門のケーブルテレビ局フォックススポーツがこのほど発表した各国選手の報奨金番付をみると、メダル獲得数の多い国ほど、報奨金が少なくなり、メダル常連組のロシア、米国、ドイツ、カナダ、オーストラリアなどは、スペインよりも少ない。ロンドン五輪でメダル獲得数1位の米国では、金メダル1枚あたりの報奨金は2万5千ドル(1ドルは約102.0円)にとどまり、ロシアは6万ドル、オーストラリアは2万ドルだった。
一方、五輪の歴史でそれほど成果を残していない国ほど、報奨金は「大盤振る舞い」になる。報奨金額3位はアゼルバイジャンで、金メダルを取ると約33万3千ドルの報奨金を手にすることになる。2位のインドネシアは50万ドル。1位のシンガポールは2位以下を大きく引き離し、100万ドルという驚くべき金額だ。
シンガポールは1948年のロンドン五輪で初めて五輪に参加し、これまでに獲得したメダルは4枚、うち2枚は2012年のロンドン五輪で獲得したものだ。アゼルバイジャンは96年の初参加以来、26枚を獲得し、インドネシアは52年のヘルシンキ五輪以来、27枚を獲得した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年8月12日
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