市場調査会社カンター・ワールドパネル・コムテックがこのほど発表した報告書によると、米アップル社が中国市場で逆境に直面しており、携帯電話市場ではシェアが18%を割り込んだという。「京華時報」が伝えた。
同報告書によれば、6月30日までの第3四半期のアップルの中国携帯市場シェアは17.9%で、前年同期比1.8%低下し、華為の25.7%、小米の18.5%の後塵を拝した。カンターのタムシン・シンプソン戦略分析総監は、「アップルのiPhoneの6sと6Plusが中国市場で最もよく売れる携帯であることには変わりがないが、華為のMateの8とP、紅米Note3と小米5、OppoR7がかけてくる競争の圧力はますます大きくなっている。実際、アップルのデータをみても、同期の中華圏市場での売上高は同33%減少した」と話す。
アップルは今年の早い時期に低価格機iPhone SEを発売した。カンターのデータによれば、SEは中国市場で供給不足が続いており、この問題も中国市場シェアに影響したという。同報告書は、アップルが供給チェーンのバランスをうまく取れるようになれば、中国市場シェアもそれにともなって上昇するとの見方を示す。
アップルは他の市場では反転上昇ムードだ。第2四半期の米国市場シェアはアンドロイド端末に比べて1.3%上昇し、欧州の5大市場でもシェアは0.7%上昇した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年8月12日
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