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卓球王国中国の双璧伝説再び 馬龍・張継科両選手 (4)

人民網日本語版 2016年08月17日08:50

○決勝前の練習は1つの卓球台で

両選手とも「試合中はコートの外のような兄弟関係は持ち込めない。また、皆がチームメイトであり兄弟だからといって、試合中に気を緩めることや、試合以外のことを考えることは許されない。そんなことをすれば、世界の卓球ファンは納得してくれないだろう」という考えだ。だが、このような競争の中でもやはり他の対戦相手とは異なる点もある。中国男子卓球の劉国梁監督は試合後、「決勝前、張選手も馬選手も自分のバックパックを背負って姿を現し、2人は1つの卓球台で練習を始めた。隠し事の一切ない、それは気持ちいいほど互いをさらけだした練習ぶりに日本の監督やコーチは、この様子を見てあっけに取られていたようだ」と話した。

張選手は馬選手について、「試合中、私を苦しめ、私を打ち負かすことができる相手であり、私にとって心から尊敬できる存在だ」と評していた。実際のところ、そのプレースタイルが正反対であることから、馬選手は「張継科キラー」と呼ばれていたこともある。2012年までは、張選手が馬選手に勝つことはあまりなかった。当時、「なぜ自分の手の内を少しは隠さないのか?」という質問に対し、張選手は、「我々が試合で対決するのに、別々に練習する必要などあるのだろうか?試合前のこのタイミングで、新たな変化や突破口が生じることなどあり得ない。私たちは一緒に戦う仲間で、お互いをとてもよく理解しており、他人に面倒をかけることもしたくない。チームメートも練習や休息が必要になるので、2人で練習するのがベストだ」と答えた。


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