中国の実力はロシアに迫ってはきているものの、完全に追い越すことはかなり難しいという現状を、中国のデュエット選手である2人は冷静に認識している。
2014年から黄雪辰選手とペアを組んでいる孫文雁選手も、「打倒ロシア」なる悲願について少しも隠すことなく、「私たちの目標は、ずっとロシアに勝つことだった。次回はさらに良い演技をしたい。私たちが行っている中国独自のフォーメーションは、ロシアのスタイルとは一線を画すもので、中国の文化を顕示する演技だ」と話した。
ロシアに追いつこうと努力する中国チームもまた、各国にとってライバルとしての目標になりつつある。特に、かつて中国代表コーチとして日本から招かれた井村雅代氏が、帰国後、日本チームを再び指導するようになると、日本チームは目に見えてレベルアップし、2020年東京五輪ではさらなる高記録を達成させるという意欲を示している。
「井村コーチは、私達を一歩一歩高みに引き上げてくれた。井村コーチが日本に戻り、日本チームを指導している今、日本チームがどんどんレベルアップするのは当然のことだ」と孫選手は話した。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn