2016年8月23日  
 

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余命半年の27歳男性、四川・チベット自転車の旅に 仲間が仕事を辞めて随行 (2)

人民網日本語版 2016年08月23日13:41

他の自転車旅行者とは異なり、張さんのバッグには、毎日症状を抑えるために、8箱分の薬が入っている。北海からやって来たバナナさん(仮名)は、今回の四川・チベット自転車旅行の同行者の一人だ。「私は『家政婦』兼『用心棒』だ」と話すバナナさんは、6月、張峰の病状を聞いたとき、大きな悲しみに暮れた。2カ月後、友人たちとの自転車旅行の計画の話を聞いて、自分も何かすべきだと彼は感じた。そして、深く考えずに仕事を辞め、飛行機で成都に飛び、張さんに同行した。道中、張さんの面倒を見て、彼を保護する役目を引き受けたバナナさんは、「このチャンスを逃すと一生後悔する」と話す。バナナさんは、今回の自転車旅行を撮影し、ドキュメンタリーフィルムを制作するつもりだという。

張さんの家族は、彼の身体を何よりも心配している。張さん本人も自分の身体についていろいろ考えている。「私はもはや無理をすることはできない。自分の身体のことは、自分が誰よりもよく知っている」と話す張さんは、雨の日と夜間は決して自転車に乗らないと決めている。確定診断を受けてからこの3カ月間、張さんは一度だけ泣いたことがある。手術が終わり、退院して自宅に戻った時、家族が心配するのを聞いて、耐えられなくなり涙した。「私が最も残念に思っているのは、結婚して子供を作り、両親に孫を抱かせてあげられず、親孝行できなかったことだ」と張さんは語った。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年8月23日


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