2016年8月8日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>科学技術

中国新生児ゲノム計画が開始、5年間で10万人のサンプル検査

人民網日本語版 2016年08月08日16:31

新生児の遺伝病の根本的な早期発見・診断・予防を実現するため、中国遺伝学会遺伝諮問分会は復旦大学付属小児科病院と7日、上海市で中国新生児ゲノム計画を発表した。新華社が伝えた。

同計画は今後5年内に新生児10万人の遺伝子サンプル検査を行い、中国新生児ゲノムデータバンクを構築し、新生児遺伝病遺伝子検査基準を確立する。また、新生児遺伝病遺伝子検査の産業化を促進し、新生児遺伝病遺伝諮問基準を制定する。さらに、病院と共同で遺伝諮問研修を行い、遺伝諮問育成システムを整備する。

復旦大学付属小児科病院の黄国英院長によると、原発性免疫不全症、遺伝性の代謝異常症、奇形症候群の多発などが、臨床上多く確認されている。生まれて間もなくこれらの疾患を発見し、明確に診断することには重要な意義があり、治療プランの改善や生存の質の向上、正確な治療の目的を実現できる。

中国科学院院士、中国遺伝学会遺伝諮問分会の賀林教授によると、人類に知られている遺伝病は7000種類ある。中国では毎年約90万人の新生児が先天異常を持って生まれ、社会的要素によりブレーキがかかっていない。賀教授は「小児科、胚から始め、根本的に先天異常を減らし、全国民の健康を保障し、真の健康な中国を実現する」としている。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年8月8日

関連記事

コメント

最新コメント