2016年8月24日  
 

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熊育群「真実を描いた抗日戦争作品なら中日両国でも受け入れられる」 (2)

人民網日本語版 2016年08月24日15:09

熊さんは現地での調査や構想を重ね、丸14年かけて同作品を執筆した。熊さんは、「小説を書くときは常に真実を追究しており、細かい部分まで取材・調査した内容や資料をもとに書いている。どんな細かい部分においても作り話ではなく、真実に基づいて描いている。だからこそ、中日両国の読者が私の作品を受け入れてくれるのだ」と語った。

同作品を出版した花城出版社は、「中国の伝統文化の精神力を人類と戦争を救う文明の力にしたのは熊さんが初めてで、抗日戦争の勝利を中国文明の勝利に昇華させ、中国伝統文化、精神、人道主義の融合によって、平和や人間性を描いた力あふれる作品が生まれたのだ」としている。

熊さんは輝きある人間の心をずっと探求している。熊さんは、「『己卯年雨雪』の中で多くの戦争における、たくさんの反人道的・反文明的な残虐行為を描き、執筆している中で人間の心に絶望を抱いたこともあった。60年以上にわたる平和は私たちの心を麻痺させ、平和であることが当たり前であるかのように思ってしまうが、実際には世界ではまだ戦争が消えてない」とし、「過去の戦争の影は未だに残っており、今ある平和は簡単に手に入るようなものではない。現代人には平和を愛する、善良な人間の心を探求し、守り続けてほしい」と語った。(編集YK)

「人民網日本語版」2016年8月24日


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