2016年9月21日  
 

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南京大虐殺の真相究明のために闘う日本人女性・松岡環さん

人民網日本語版 2016年09月21日13:28

8月6日、中国語版「南京 引き裂かれた記憶」の版権調印式に出席した松岡さん。

「九一八事変(満州事変)」から15日で丸85年を迎えるに当たり、日本の女性作家で、南京大虐殺を研究する松岡環(たまき)さん(69)は、中国の東北地方を訪問。大連市で「歴史を正視する」と題した講演会を行った。講演会は、現地メディアが騒ぐこともなく、落ち着いた雰囲気の中で行われた。新華社が報じた。

松岡さんは日本の右翼からの妨害を受けているため、近年は多くを語らず、慎重に行動している。しかし、「実際の経験者の多くが亡くなっている」ため、「行動が一番貴重」とばかりに、日本の中国侵略戦争の加害者と被害者の証言を急いで集めている。

8月6日、松岡さんは北京で、著書「南京 引き裂かれた記憶」の中国語版の版権調印式に出席した。同書は今年初めに、カナダで英語版が刊行され、西洋で熱い論議を巻き起こした。

日本国内で、松岡さんが最もよく受ける非難の言葉が「それでも日本人か!」で、右翼の人々からは「中国人から金をもらっている」とののしられている。取材に応えた彼女はほほ笑みながら、遠目で、「心配ばかりするなら、なにもしない方がいい」と話した。

松岡さんは小柄であるものの、彼女の本を読むと、心がとても強い女性だと分かる。残酷な歴史をリアルに記録するため、彼女は「裏切り行為」と見られることも気にせず、30年近く戦ってきた。


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