◆最大の理由は「安い」ではない
同報告書がその原因を調査したところ、最大の理由は現地の食べ物が口に合わないこと、そしてその次が食事時間を節約したいとなっており、「安い」は3位だった。
調査によると、中国人は洋食を食べ慣れないため、そんな時は即席麺は特に美味しいと感じられるのだという。そして「おなじみの味」を口にすることで、気持ちまでほっこりできるのだ。
さらに興味深いことに、中国人客の即席麺への思いは、その所得ではなく年齢と関係している。
年齢が上がるほど即席麺が欠かせなくなるようだ。同報告書によると、1970年代の生まれの観光客のうち、海外旅行に即席麺を持っていく人の割合は66.14%となっている。80年代は53.82%、90年代は50.96%。若者の方が環境に対して高い適応力を持ち、即席麺にしがみつくのではなく現地の食べ物を大胆に食べようとしていることが分かる。
独身者や実務的な既婚者と比べ、恋愛中のカップルは即席麺への依存度が最も低い。一方で子連れの観光客の依存度は60.51%にものぼる。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn