2016年9月29日  
 

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眠っていた戦争の記憶を呼び起こす日本の学生記者

人民網日本語版 2016年09月29日13:17

今月3日は、中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利71周年記念日だった。中国人だけでなく、日本の良識ある若者もこの日を忘れていない。1872年創刊の「毎日新聞」は1989年、学生団体「キャンパる」編集部を設置し、翌90年から毎年8月に「戦争と平和を考える」企画を掲載している。これまで四半世紀に渡って、学生記者が戦争について考える記事を掲載してきた。文匯報が報じた。

テーマについて話し合う「戦争を考える」取材班

今年6月のある火曜日の夕方、梅雨入りしたばかりでじめじめした天候の中、東京千代田区一ツ橋にある毎日新聞本社の会議室では、首都圏の大学から来た大学生約30人が集まっていた。これらの大学生たちが、「キャンパる」編集部の学生記者で、週に一回、編集会議を行っている。90年から、毎年8月には「戦争と平和を考える」企画を掲載している。

今年は8月5日には「戦争を考える/上『悲惨さ後世に伝える』」を掲載。「戦争を考える」取材班の取材を受けた元従軍看護婦の肥後喜久恵さん(92)が、敗戦後、中国共産党の軍隊である八路軍の総司令部衛生課で看護師として重用された一方で、帰国後は中国帰りという理由から日本社会で冷遇を受け、どの病院も雇ってくれなかったことを語っている。また、元海軍特別少年志願兵の足羽俊夫さん(85)は、旧日本軍から「国のため」と、人間魚雷の特攻基地になる横穴トンネル掘りをさせられ、「なぜそんな無謀な作戦を立てたのか」と感じたこと、戦後は絵を描く道を選び、今もフランスを拠点に世界で活躍していることなどを語っている。


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