中国商務部(省)は20日、定例記者会見を行い、沈丹陽報道官は2016年1-8月の輸出入の状況を発表した。その発表によると、現時点で輸入・輸出共にマイナス成長となっているという。貿易の下ぶれ圧力は強く、今年は依然として複雑で深刻な情勢となっている。中国新聞網が報じた。
8月だけを見ると、特に貿易のデータに目を引かれるが、それは測定単位がドルではなく、人民元に変更されているからと分析されている。
沈報道官によると、同部は貿易状況について分析しており、2年以上に渡り、人民元を単位にして輸出入の統計を行い、比較している。ドルと人民元の貨幣価値は常に変化し、特にドルの変化が大きいため、比較・分析を行う際は人民元の貨幣価値を基にしたほうが、科学的かつ合理的だという。
沈報道官によると、今年の1-8月期、中国の輸出入総額は1.8%減で、うち輸出は1%減、輸入は2.9%減となった。つまり現時点で、輸出入共にマイナス成長となっている。
沈報道官は、「現在直面している困難は短期的なものではなく、不確定要素や不安定要素が増加を続け、貿易の下ぶれ圧力は強いため、予断を許さない状況であることを、当部はよく理解している。今年の貿易の情勢は依然として複雑で深刻だ」と説明した。
もちろん、ここ数カ月、特に8月のデータを見ると、中国政府が貿易を回復に向かわせるために実施した政策・対策の效果が少しずつ表れており、人民元で比較しても、(这句子很怪,要不删掉?)ここ数カ月の効果を見ることができる。実際には、ここ数カ月の輸出入の低下幅は縮小しており、中国の貿易は回復に向かっていることを示している。 (編集KN)
「人民網日本語版」2016年9月27日
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