調査会社ユーロモニター・インターナショナルはこのほど、2016年の世界の消費トレンドに関する研究報告書を発表し、今年の最重要10大消費トレンドを挙げた。新華網が伝えた。
資料写真
(1)予測困難な消費者
「予測困難」。現在の消費者の行動を描写するならこの4文字が最もふさわしい。科学技術の発展にともない、消費者は各種ルートを通じて商品の品質や価格を比較するようになり、ブランドやマークを重視する傾向が年々低下している。消費者の多くが買い物する場所やブランドをしょっちゅう変えており、メーカーはブランドへの忠誠度(ロイヤリティ)を高めることが難しくなった。こうした消費者の注意力を引きつけるには、低価格に頼るだけでは不十分だ。
次世代の消費者は革新を非常に重視し、自分たちにより多くの価値をもたらしてくれる革新を特に重視する。
消費者の多くは、資力に限りがあるため、ショッピングにかかるコストを非常に重視する。こうした現象は低所得層にみられるだけでなく、中産階級の人々にもよくみられる。
消費者は単なる割引商品では満足せず、大手各メーカーに商品の品質の向上を要求する。ドイツの食料品・旅行業大手のレーベ・グループの最高経営責任者(CEO)は、「消費者は最も合理的な価格で、最も質の高い商品を手に入れたいと考えている」との見方を示す。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn