西藏日報社を見学する日本のメディア代表団
西藏のメディアとの交流拡大願う声
訪問期間中、代表団は西藏日報社など複数のメディアと交流も行った。四川康巴衛視(衛星放送)チベット語チャンネルが、西藏、青海、四川、甘粛、雲南の5省・自治区のほか、ネパール、インドなどのアジア太平洋地域をもカバーしていることを知った時事通信社の記者・本間賢彦さんは、「チベット族の人々が、理解できるテレビがあるのは、中国政府が同地域を対象とした政策を増やし、資金投入を拡大しているから」と語った。
日本のメディア代表団を案内する四川康巴衛視(衛星放送)チベット語チャンネルの益西彭措・副総監(一番左)
同テレビ局で、代表団は、日本のアニメ「一休さん」のチベット語版を視聴。同アニメの西藏での視聴率が100%近くで、毎年再放送されていることを知り、「中日のメディア界の交流や連携を強化するために、両国のメディアが文化製品の交流における分野の連携を一層拡大させなければならない」との見方を示した。
川原団長は、「これまで、西藏のことは主に日本のメディアが伝えることしか知らなかった。報道の焦点は主に、漢族とチベット族の格差や民族紛争、デリケートな問題などに集中している。その一方で、西藏の経済や社会の発展、民族の団結などに関する報道はほとんどない。今回の訪問で、私たちが自分の目ではっきり見たものは、チベット族の生活や教育水準が向上していることや現代化されたインフラなどで、今後の報道の視野を広げる助けとなる」との見方を示した。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年10月14日
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