日本右翼勢力の目には、過去の侵略の罪を覆い隠すことが重要であり、国際社会に対する日本の義務はあってもなくてもよい駆引きであることが分かる。
しばらくの間というもの、日本右翼は歴史問題でしきりに逆行し、現実分野で様々な方法によって戦後平和体制を突破し、矢も楯もたまらずに歴史を改竄して自らを新たに装っている。右傾の政治目標を実現するため、日本政府は具体的な戦術選択において、「周辺の安全保障上の脅威」を誇張し、安保政策の現有の枠組を突破する口実とした。また、うわべだけ調子を合わせて、今年夏の参院選のように、かつて力強く推し進めた安保の議題を保留し、民意の反発を防いだ。さらに、徒党を組んで、海洋問題で7カ国集団を引き入れ、米国に極力接近し、地域の摩擦を激化して私利を図ろうとした。
国内の民意を巻き込み、軍事同盟を強化し、安保の突破を追求する。日本のこうしたやり方は、第2次大戦勃発前後の歴史において出現した「危険な日本」ではないのか?
もちろん、歴史の正義を前に、日本右翼のいかなる悪だくみも徒労に終る。人々は歴史の鏡から、この国の右傾化が意味する危険を見抜いている。国際社会は、世界の平和が永遠の収穫であったことではなく、道理と正義を必要とし、明確な長期的戦略と行動によって守る必要があることをより明確に認識するべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年10月18日
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