心血管内科の王智勇主任によると、「当時、乗田さんの右冠状動脈梗塞は非常に深刻で、血栓が多かったため、手術をせずに遠い日本に帰るまで耐えられるか分からなかった」といい、「乗田さんを安心させるために、通訳を通じて何度も意思の疎通を図ったほか、日本に留学し博士号を取得した同病院の神経外科の呉日楽主任を呼んで来て、病状と治療法を説明した」。
呉主任の助けもあって、乗田さんは客観的に自分の病情を理解することができ、医師との信頼関係を築いた。そして、13日午後3時ごろ、王主任を筆頭にした手術チームが、カテーテル2本を使って、乗田さんの右冠状動脈の血流を回復させた。術後、乗田さんはすぐに普通病棟に移され、回復を待っている。
「順調に回復している。もうそろそろ退院を考えてもいい」。このように話す王主任は、乗田さんの病室で、乗田さんの同僚・姚さんを通じて、体の状況を詳しく説明し、今後どのようなことに注意しなければならないかを伝えた。
姚さんは、「先生も看護師もとても責任感がある。医療技術が高いだけでなく、サービスも行き届いており、私たちも乗田さんもとても感謝している」と話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年10月19日
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