日本人の乗客がホテルスタッフに代筆してもらった中国語の感謝状。署名は乗客自身のもの。
会社がこのニュースを広めなかったら、タクシー運転手の李保文さんが巨額の現金を拾い、持ち主である日本人の乗客の手元に届けたことを誰も知らなかっただろう。この件について、13日午後に李さんを取材すると「何も特別なことをしたわけではない。当たり前のことをしただけだ。会社の評判を落とす訳にはいかないから」と答えた。廈門日報が伝えた。
酔客が乗車、落とした黒い財布
タクシー運転手の李さんは廈門(アモイ)順捷凱タクシー有限会社の夜勤運転手。5月5日夜10時頃、明発商業広場のナイトクラブ・一代佳人の入り口で4人の乗客を乗せた。李さんは助手席に座ったのは日本人男性で、やや飲み過ぎているように見えたと当時を思い出しながら言った。
タクシーは京閩中心酒店の入り口に停車。乗客が下車する時、ホテルの警備員が座席に忘れ物が無いか特に確認したのにあわせて、李さんも助手席と後部座席に目を向けチェックし、問題なかったので車内灯を消すと車を走らせその場を離れたという。
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