近年、インターネットの発達により、「独身の日(11月11日)」は多くの若者たちにとって馴染み深い、新しい年間行事の一つになった。人民日報海外版が伝えた。
一見華やかに見える外国帰り(以下、「海帰」とする)組はそんなイベントとは無縁のように思えるが、その中にも行き遅れた「シングル」女性たちがいる。俗に言う「剩女(余り物女子,適齢期に達しているもかかわらず結婚していない女性)」だ。海帰の余り物女子がここ2、3年の間、増加傾向にある現象について、メディアでも広く取り上げられている。
脱シングルの道のりは前途多難 他人に弱みは見せない
海帰の余り物女子の特徴は、高学歴、高収入、高年齢。しかし、脱シングルの過程に関しては、どうやら他の女性と比べて効率が高くないようだ。海帰の余り物女子の脱シングルへの道のりは本当に険しいものなのだろうか?
海帰女子の暁妍さん(仮名)はテレビ番組内で、「自分は今28歳で、高い学歴を持ち、海帰であり、満足の行く職にも就いている。外見も端正な方だ。でも、大勢の人の中から、意中の人を見つけ出せずにいる」と現状を打破できずにいる苦悩を語った。
カナダ留学から帰国後、中国国内の大学で教職に就いた王夢裳さん(仮名)は、「キラキラしている姿や強い一面はどんどん見せるが、自分が弱っていたり、傷ついている一面を他人に見せることはない」と話す。
イギリスに留学した東璇さんは、帰国後、武漢の中国建設銀行に勤めている。今は独身だ。「独りで過ごすときは新作ドラマを観るが、時間があるときは親友と一緒に映画を観る。独りの時間はやはりつまらなく感じてしまう」と東璇さんは語る。
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