上海市内に初めて設置された「ジェンダーフリートイレ(性別に関係なく誰でも利用できるトイレ)」の運用が11月下旬にスタートすることから、ジェンダーフリートイレをめぐる話題が再び世間の関心を集めている。近年、瀋陽・重慶・青島・北京の各都市にも、ジェンダーフリートイレが次々と登場している。中国新聞網が伝えた。
○設置目的は、女性を長蛇の列から解放すること
女性が公衆トイレの前に長蛇の列を作って並ぶ光景は、身の回りでよく見られる。世界トイレ機関の統計データによると、人は、1日平均6回から8回トイレを使い、トイレの使用時間は女性が平均70-75秒、男性が平均30-35秒で、トイレを使う頻度は女性が男性の1.5倍となっている。
上海初のジェンダーフリートイレの設置は、公衆トイレを合理的に配置する試みであり、女性がトイレの前に長い列を作って並ばなければならないという状況を緩和することを目指している。試行における利用状況、リアルタイム追跡、市民の反応などをもとに、市内各区の公衆トイレの新設・改造計画やサービス対象も考慮して総合的に検討した上で、今後普及させるかどうかを見極めていくという。
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