国民一人当たりの平均所得が向上するにつれ、ローエンドスマホの人気は右肩下がりで、1千元(約1万6千円)以下のスマホは消費者の眼中に入らなくなっている。一方、最も人気なのは1000-2999元(約4万8千円)のミドルレンジのスマホ。特に若者に人気で、59.4%と、ローエンドとハイエンドの合計を超えた。
消費者の年齢別に見ると、社会の中堅に当たる30-39歳の消費者がスマホ市場の主力で、全体の43.2%を占めた。次に多かったのが20-29歳の若者で全体の27.6%を占めた。
男女別に見ると、アップル、OPPO、vivoには大きな差がなかったものの、中興、聯想、小米、サムスン、魅族、華為などは、女性より男性のほうに明らかに人気だった。
全体的に見ると、やはりスマホの「顔面偏差値」が重要で、消費者にとっては価格やスペックは二の次になっている。そして、メーカーにとっては、競争力を上げる点で、カメラ機能が重要になっている。カメラ機能に関しては、スペックばかりを強調するのではなく、消費者のニーズをもっと重視する必要がある。その他、29歳以下の若者は市場におけるポテンシャルが非常に多く、開発途上にある。それらの若者のニーズを把握することは、各メーカーが長期にわたり成長していくうえで非常に重要となる。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年11月18日
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