2016年12月7日  
 

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日本の「ネットカフェ難民」に聞いた職場での辛さ (2)

人民網日本語版 2016年12月07日10:33

日本の総務省統計局が今年2月に発表した2015年の労働力調査の報告によると、同じ正規の職員・従業員でも、男性の場合、年収が500-700万円であるのに対して、女性は、200-300万円となっている。また、非正規の職員・従業員である女性の数は男性の2倍で、うち45%の年収が100万円以下となっている。特に独身の女性は、男性の支援がなく、3分の1が貧困の状態だ。

コンビニのハンバーガーセットも、1日の食費がわずか500円の久美子さんにとっては、ぜいたくな食事。アルバイトであるため収入は安定せず、高い家賃を支払うことはできないため、新宿のネットカフェが彼女の「家」となっている。

「ネットカフェ難民」とは、定住する住居がなく、寝泊まりする場としてインターネットカフェを利用する低所得者のことを指す。新宿を例にすると、家賃は1ヶ月約10万円で、付近のビジネスホテルに泊まると1日1万5千円はかかる。一方、ネットカフェならナイトパックでわずか2400円ほど。日本経済は低迷を続けているのを背景に、「ネットカフェ難民」が急速に増加し、そのような人をサポートしようと、ネットカフェはさまざまなサービスを提供している。例えば、30日以上宿泊すると、料金が1日1900日になり、さらに住民登録もできるネットカフェまである。また、郵便物の受け取りをしてくれたりするネットカフェもあり、家に住んでいるのと変わらないレベルだ。私も日本のネットカフェでナイトパックを利用したことがあるが、なかなかの環境で、シャワールームもあり、そこにはシャンプーやタオルまで置かれていた。実際には、ほとんどの客がインターネットを利用するために来ているのではなく、7割はそこに「定住」している。

久美子さんもネットカフェに住んで2年になり、彼女にとって職場復帰は考えたくもないことだ。彼女の話を聞いていて、女優は「夢」ではなく、絶望の生活の中でただ一筋の光を求めているのだと感じた。彼女の言葉を借りるなら、「万が一スカウトされたら、私の生活はもう何の不自由もなくなる」。38歳でスターになるというのはほぼ不可能に近いことだ。


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