毎日なにを食べれば健康的なのだろうか?英インペリアル・カレッジ・ロンドン、ノルウェー科学技術大学などの研究者は、毎日20グラム程度のナッツを摂取すれば、冠状動脈性心臓病のリスクが30%弱、がんのリスクが約15%低下すると報告した。またこの食習慣は、呼吸器系疾患や糖尿病のリスク低減とも関連する可能性がある。新華社が伝えた。
研究者は世界で発表済みの29種の研究報告書を総合的に分析し、81万9000人を研究対象と、ヘーゼルナッツ、クルミ、ピーナッツなどの各種ナッツを調査した。研究者によると、人によって一定の差があるが、全体的に見るとナッツの摂取は、大半の人の各種疾患のリスク低減との間に関連性を持つという。
報告書の筆者の一人、インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者は「これらの食品は健康を促進できるのは、おそらく食物繊維、マグネシウム、多価不飽和脂肪を豊富に含むためだろう。これらの成分はコレステロール値と、心血管疾患にかかるリスクを下げることができる。特にクルミとピーカンナッツは耐酸化物を豊富に含むため、酸化ストレスに対応し、ガンのリスクを下げる可能性がある」と述べた。
しかし同研究は、ナッツは食べれば食べるほど効果が高まるわけではなく、毎日の摂取量が20グラムを超えた場合に、さらに健康的になる証拠は見つからなかったとしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年12月9日
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