中国政法大学の張星水研究員は、「高等教育を受けた若者は、基本的に仕事に就いており、自立している。これは、彼らが家族や配偶者に生活費の面倒を見てもらっていないことを意味している。このような経済的な独立が『空の巣青年』が存在する原因の一つとなっている」とコメントした。
ある調査によると、「空の巣青年」が自覚している、自分の前に立ちはだかる2つの大きな問題は、自分の感情のよりどころがないことと、厳しい居住環境だった。西南政法大学中睿ニューメディア研究センターの蔡斐・准教授は、「『空の巣青年』が困っているのは、生活面の問題ではなく、複雑に絡み合った問題を解決する際に、どのような秩序立てた方法を講じて、どのようにはっきり目標を定めて事を進め、自分自身の価値を実現するかという点だ」との見方を示した。
また、蔡准教授は、「若者はもっと心を開き、さまざまな新しい物事を受け入れようと努力しなければならない。テンポの速い都市生活と仕事上のストレスが彼らにとって、非常に重い負担となっていることは間違いない。だが、仕事が人生の全てではなく、メンタルと実生活のバランスをとることで心身ともにリラックスすることが大切だ」と続けた。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年12月12日
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