9日午後4時半ごろ、南京南駅の待合室にいた一人の妊婦が突然産気づいた。緊急事態に直面した駅係員は、医療関係者を探すと同時に、床に布団を敷いた。また、駅係員は心優しい乗客と協力して、「人垣」を作り、妊婦が外側から見えないようにした。約20分後に、妊婦は自然分娩で元気な男の子の赤ちゃんを産んだ。その後、夫に付き添われ、救急車で明基病院に搬送された。この妊婦は今月末に出産予定で、9日は、G166号車で安徽省宿州の実家に戻ることになっていた。予想外にも駅の待合室で出産することになったが、駅係員の機敏な対応と配慮のおかげで無事に出産することができた。現在、母子ともに健康だという。揚子晩報が伝えた。
妊婦の張晴晴さんは、12月末の出産を予定していた。9日、彼女と夫の趙永亮さんは、里帰り出産のためG166号車で実家のある安徽省宿州に向かうことになっていた。しかし、予想外なことに、駅の待合室で産気づいてしまった。旅客輸送担当の劉永梅主任は、「出産までの時間があまりにも速かった。運よく、彼女は自然分娩で赤ちゃんを産むことができた。その時、居合わせた全員が極度の緊張状態にあったが、全神経を妊婦さんにしっかり向けていた。今思い返すと、深く感動したという実感もある。それは、自分が人の生死にかかわる極めて大きな試練に向き合ったという感覚だった」と話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年12月13日
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