科学雑誌「ネイチャー」のオンラインジャーナル「Nature Astronomy」創刊号(13日リリース)はトップ記事で、中国天文学者が担当する南極天文観測の成果を掲載した。この観測結果によって、南極アイスドームA地区がその他の地上天文台にはない、観測の長所を持つことが明らかになった。新華社が伝えた。
第26次中国南極内陸科学観測隊は2010年1月、世界で初めて無人・遠隔操作の超広帯域テラヘルツ時間領域分光計をアイスドームA地区に設置した。19ヵ月の連続稼動により、感度の高い同装置は初めてアイスドームA地区でテラヘルツから遠赤外線帯の大気透過率長期実測データを入手した。観測結果によると、標高4093メートル、氷点下80度前後という極端に気温の低いアイスドームA地区は、テラヘルツから遠赤外線帯の大気透過率が、その他の地上観測台を大きく上回っている。これは宇宙観測の最良の窓口といえる。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年12月14日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn