浙江大学化学工程合同国家重点実験室の謝涛教授が率いるチームはこのほど、三次元立体形状材料を作る新たな手段を発明した。二次元の1枚の膜が数分間で花びらとなり、羽を生やし、さらには人類の五官を生み出す。さながらマジックのようだ。銭江晩報が伝えた。
人間の角膜は特殊なバイオゲルだ。理論上、角膜は同チームが作り出したゲルのように変形できる。
角膜は目の屈折力を作り出し、外界の光線が網膜上で正確に形を形成できるようにする。角膜曲率が高すぎ、網膜の前方で像が浮かび上がると近視になり、その逆であれば遠視になる。
同チームは光の照射によりゲルの正常を変えることが可能だ。それならば光の照射により角膜のタンパク質化学構造を変え、不均一的な吸水・変形により曲率を正常にできる可能性がある。これが実現すれば、近視・遠視の問題が解消されることになる。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn