「とうとう99通全てのラブレターを読み終えた。まるで、彼らがかつて経験した、現在進行中、あるいは将来の恋愛話を私に披露しているようだった」―武漢科技大学で教鞭をとる舒大凡さんは、この2日間をかけて、学生たちに出した「最もロマンチックな課題」を、ようやく添削し終えた。武漢晩報が伝えた。
29歳になる舒さんは、「大学生のメンタルヘルス」という授業を担当している。大学1年生を対象とした3回目の講義「大学生の恋愛と性をめぐる心理」の授業を終えた時点で、「500字以上のラブレターを手書きする」という課題を学生に出した。「紙に本当の気持ちを書くようにと指示したこの課題は、学生が授業内容を理解する上で大変有益だ」と舒さんは指摘した。
物流管理学科の李さんは、ある女子学生にひそかに恋心を抱いている。彼は最初、このような課題に抵抗感を持った。「僕は黙って傍で彼女を見ていたいだけ。気持ちを打ち明けるつもりなどない」―そう思っている彼は、ラブレターの出だしをどうしても書くことができず、何度も書き直した。ついに、自分の感情を手紙に込め、涙を流した。彼は意を決し、今回のチャンスを使って意中の女子学生に告白しようと決心。美しい封筒を買いに走り、人生初のラブレターを送ったのだ。
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