「古く純朴な字体で、灯りの下であなたに手紙を書いています。あなたのつぶらな瞳、可愛い丸い鼻、温かくやわらかな唇、りりしい横顔を思い浮かべながら」-この優美で感動的な文章を読んで、読者の心も動いただろうか?これが甲骨文や金文や小篆で書かれているとしたら?読者はおそらく、そのハイグレードぶりに感嘆するに違いない。楚天都市報が伝えた。
武漢大学文学部で「文字学」を担当する肖聖中・准教授はこのほど、このような70通ほどの「ラブレター課題」を学生から受け取った。
これらのラブレターはすべて手書きだ。古代の文字版だけではなく、白話文(口語文)の訳も添えられている。ラブレターに使われている言葉は、優美さとしなやかさを併せ持ち、優しい心配りが伝わってくる。肖准教授は、「恋人がいる学生は、恋人に宛てて書く。恋人がいない学生は、『未来の恋人』宛てに書くよう求めた」と話した。