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中国人青年の初起業年齢は平均24.67歳

人民網日本語版 2016年12月21日08:55

人的資源・社会保障部(省)労働科学研究所と宜信公司がこのほど北京で発表した「中国青年起業現状報告(2016年)」は、東部、中部、西部の各地域の青年による起業の現状の調査・比較を通じて、当今の中国青年起業の基本的な状況を分析したものだ。「中国青年報」が伝えた。

青年起業家の全体的な特徴として次の4点が挙げられる。第1に男性が多い。男性起業家の割合は女性を明らかに上回る。第2に年齢が若い。青年の初起業年齢は平均24.67歳で、20~26歳の起業が最も活発だ。第3に学歴が高い。大専(短大に相当)以上の人が75%以上に上り、在学中の大学生、大学卒を卒業した人、在職中の人、海外留学から帰国した人など、高学歴層が青年起業の主力だ。第4に経験が少ない。社会経験のない人の割合が高く、起業してからの時間が短く、初起業の割合が58.9%と高かった。同研究所の鮑春雷博士は、「若いことは短所にもなるが、資本でもある。青年の起業は資金、経験、資源などの蓄積が十分でなく、スタート段階の歩みは困難で、一連の過ちを犯しやすいが、青年には情熱とエネルギーと勢いがある。また若い時期の過ちは高くつくことはなく、さらに青年起業家は教育レベルが一般的に高く、学習能力や革新の能力が高い。そうしたわけで起業においては後発組としての一定の優位性を備えている」と指摘する。

青年起業プロジェクトの全体的な特徴として次の4点が挙げられる。▽スタートしてからの時間が短く、平均年数は3年以下で、5年以下のプロジェクトが85%を超える▽登録タイプに偏りがみられ、個人商店が43.4%、有限責任公司が25.8%で、両者の割合が大きい▽起業の規模が小さく、従業員10人以下の企業が83.1%を占める▽起業した産業をみると卸売小売産業が多く、29.6%を占める、の4点だ。

青年起業家の起業の動機をみると、主体的な起業が多数を占め、「事業で成功したいから」が51.5%、「所得を増やしたいから」が48.5%、「チャンスをつかまえたから」が31.7%に上り、「就職が難しいから」という消極的な動機は17.0%と少なかった。性別別にみると、男性は「事業で成功したいから」と「チャンスをつかまえたたから」が多く、女性は「所得を増やしたいから」と「興味があったから、趣味として」が多い。年齢別にみると、若いほど他人の影響を受けやすく、「興味があったから、趣味として」起業する人が多く、年齢が上がると「所得を増やしたいから」が多くなる。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年12月20日

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