2016年12月23日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

中国、大学生の就活シーズン到来 北京に残る卒業者の割合が5割に減少

人民網日本語版 2016年12月23日10:36

中国の各大学では現在、2017年度卒業者の就職活動が本格化している。中国教育部(省)は、同年度の卒業者数が795万人に達すると予想している。経済参考報が報じた。

黒竜江省や北京、浙江省などを取材すると、膨大な求職者グループに対して、企業の求人が追い付かないという課題は解消されておらず、就職先に二線都市や中国中西部を選ぶ卒業者も増加している。

就職難で競争が激化

大学生の数が依然として膨大であると同時に、構造のアンバランスが際立つようになっており、卒業者に合ったポストが依然として不足している。特に北京、上海、広州などの一線都市では、競争が熾烈で、就職難となっているため、卒業者にとっては大きなストレスとなっている。

公式統計によると、01年から、中国の大学卒業者の数は右肩上がりとなっている。同年、中国全土の大学の卒業者数は115万人で、16年にはその数が765万人と、15年間で、650万人も増加した。17年、その数は引き続き増加する見込みで、教育部の現時点での予想では795万と、16年と比べて約30万人増加するとしている。

中国石油大学で化学エンジニアリングを専門に学んだ大学院生・曹然さんは7月から、各大型合同企業説明会で50社以上に履歴書を送ったものの、内定は一つも取れなかったという。曹さんは、「専門に学んだことを役立てるポストが明らかに少なくなっている。多くの企業が新入社員の募集数を縮小させている。経済状況の影響を受けたり、費用対効果の悪化が影響しているのだろう。中には、例年は新入社員を20-30人募集しているにもかかわらず、今年は1人も募集していない企業もある」と話した。


【1】【2】【3】

関連記事

コメント

最新コメント

アクセスランキング