2016年12月27日  
 

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「ドラゴン」テーマの下着はなぜ中国ミレニアム世代消費者に不評? 米メディア (2)

人民網日本語版 2016年12月27日08:38

このような問題を解決できたブランドが、中国人消費者から共感と愛顧を獲得した。その点で大きな成功を収めたのが「ナイキ」だ。ナイキの「Just Do It」の広告は、中国人の間で広まり、多くのファンを得て、伝統に反旗を翻すようインスピレーションをもたらした。この広告は、スポーツ用品の広告ではあるが、それだけに留まらなかった。

儒家思想をベースとした伝統社会において、中国の若者は、「功績を上げ先祖の名声を高める」という期待を背負わされ、家庭や社会からプレッシャーをかけられている。また、中国文化は「集団」という考え方をことのほか重視しており、同年齢の人々と同じように振る舞い、流行ファッションを追う。だが、ナイキの広告は、「栄誉を得る必要はなく、有名になる必要もない」と訴えており、このメッセージが若い中国人の間で強い共感を生み、彼らの心を大きく揺さぶった。中国では、今後10年、ミレニアム世代が消費をリードする消費の主力軍となるだろう。彼らを深く理解して初めて、そのハートをしっかりと掴むことができるといえる。(著者:王ヘレン) (編集KM)

「人民網日本語版」2016年12月26日


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