全世界のクリスマス用品の60%は、浙江省義烏で作られている。クリスマスを間近に控え、クリスマス用品を満載した約1千個のコンテナがここから海外に発送された。義烏は、世界最大の日用雑貨配送センターでもある。独週刊誌「デア・シュピーゲル(電子版)」の報道を引用して参考消息が伝えた。
市場内の大広場は、クリスマス飾りで賑やかな約5万店の露店で埋め尽くされていた。ここでは年中サンタクロース人形やLED発光トナカイが販売されており、まるで「毎日がクリスマス」のような光景だ。年を追うごとに、義烏クリスマス村は数ヶ月続けてクリスマス用品の生産にスパートをかける。まだ暑い夏だというのに、作業員たちはプラスチック成型加工、縫製、ラッカー塗装などの作業を始める。だが、「義烏クリスマス村」で作られる商品は、実は現地市場向けのものではない。
義烏日用雑貨卸売市場は、世界最大の日用雑貨配送センターだ。BBC(英国放送協会)ウェブサイトは、「義烏で見つからないものはない」と報じている。現地の某輸出物流企業のPRパンフレットには、「義烏はまるで磁石のように世界中のバイヤーを惹きつけて止まない」と書かれている。
クリスマス用品の仕入れのために、8千人以上の海外バイヤーがこの地にやって来る。今年は、欧州の主な消費市場からの直行列車も運行された。貨物列車は義烏から出発し、シベリアを突っ切り、三週間かかってやっとスペインに着く。
義烏ではクリスマス用品以外も販売されている。例えば靴下の販売量は、年30億足以上にも上る。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年12月26日
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