中国大使館の感謝ツイートで触れられた11年のSMAP北京公演は今でも、中日文化交流史において、非常に重要な1ページとなっている。
11年、SMAPにとって初の海外公演となった北京公演は、「がんばれ日本!ありがとう 中国!アジアは一つ!」がテーマだった。翌年の中日国交正常化40周年という節目の年を前にした開催で、中日が一衣帯水の隣国であるという好意的なムードを作り出した。同年5月21日、中日韓首脳会談で訪日中だった中国の温家宝総理(当時)が、東京都内のホテルでSMAPのメンバーと面会した。中国の指導者と単独で面会した日本の芸能人はSMAPが初めてだった。北京公演で、SMAPは中国語で代表曲「世界に一つだけの花」を披露し、リーダーの中居正広は、「東日本大地震が発生した後、中国がすぐに行動し、日本に無私の気持ちで援助と支援をしてくれた。僕らにできることはとても小さく、ちっぽけかもしれないけれど、今できることが北京公演。一生懸命『世界に一つだけの花』の中国語の歌詞を覚えた」と話した。会場のファンたちは、SMAPのプロフェッショナルで、一生懸命仕事をし、心から中国に感謝する姿勢を見て、感動を覚えた。SMAPの中国公演は、日本でも注目を集めた。NHKは北京公演を密着取材し、3時間のドキュメンタリーを放送。国営テレビであるNHKがアイドルグループを密着取材するというのも前例のないことだった。
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