春節(旧正月、来年は1月28日)まで1カ月を切り、海外旅行の予約がピークの時期を迎えている。ビッグデータ報告の予測では、2017年の春節では、中国の海外旅行客がのべ600万人を超えるという。中国新聞網が伝えた。
▽東南アジアが一番人気
春節が近づき、海外旅行熱が上昇している。旅行予約サイト・携程旅行網がこのほど発表したビッグデータ報告では、査証(ビザ)の手続きが便利になったこと、航空便の謳歌、コストパフォーマンスの上昇により、来年の春節に海外に出かける人は600万人を超えて、過去最高を記録する見込みという
具体的にみると、17年春節には東南アジアが一番人気の高い旅行先となり、旅行客の30%以上を占めることが予想される。12月中旬までのデータをみると、10大人気海外旅行先はタイ、日本、米国、シンガポール、オーストラリア、マレーシア、韓国、インドネシア、フィリピン、ベトナムだ。
同報告をみると、中国人海外旅行客の平均旅行日数は9.2日間で、上海、北京、広州、成都、杭州の5都市の人々が海外旅行に最も関心が高いことがわかる。
国金証券が最近発表した研究報告では、中国人の平均可処分所得の増加、旅行消費のバージョンアップなどさまざまな要因の影響により、海外旅行が2000年以降急速に増加しており、とりわけ国内総生産(GDP)の一人あたり平均が年々増加していることが海外旅行を加熱させた根本的原因だという。
▽自由旅行が引き続き人気
国家観光局のまとめたデータでは、2015年の中国人の海外旅行消費額は1045億ドル(約12兆2046億円)に上って前年比16.6%増加し、観光客数はのべ1億1700万人に達して同9.0%増加した。今年上半期には5900万人を超える中国人観光客が海外を旅行しており、今後5年で海外旅行者数はのべ6億人を超えることが予想されるという。
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