良い習慣は夜より朝の方が身につけやすいことが、研究により明らかになった。ストレスホルモン「コルチゾール」の分泌は朝が最も活発で、学習・暗記、習慣づけを促すからだ。プレッシャーがある方が学習や仕事の効果が上がるのと同じだ。台湾メディアの記事を引用し中国新聞網が伝えた。
「健康心理学(Health Psychology)」に掲載された小規模な研究によると、朝と夜にストレッチを習慣づける場合、朝の方が毎日続ける習慣がはやく身につくという。
研究者は大学生48人を集め、体を柔軟にし腰痛を予防するため、90日をかけストレッチをする習慣をつけさせた。うち半数は起床後に15秒の股関節ストレッチをし、残りの半数は睡眠前に実施させた。
彼らはその後毎日電話で「ストレッチをしたか」、「やると決めるまでどれくらい時間がかかったか」という質問に回答した。同時に毎月唾液に含まれるコルチゾールの量を測定した。
その結果、2組の学生はいずれもストレッチをしなければならないことを覚えていたが、朝のチームは夜のチームよりも早めに自動記憶システムを構築し、起きてストレッチをする気になったという結果が得られた。そして朝のチームは105日目に自然にこの習慣を思い出すようになったのに対し、夜のチームは154日目になってようやくこの習慣を自然に思い出すようになった。
研究者はまた、夜より朝の方がやりやすく、充実した気分になりやすいと推測している。これはコルチゾールの分泌量が朝に最大になるためでもあるということだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年11月9日
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