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独身により約3割の社会人が一線都市を離れる ITエンジニアの独身率トップ

人民網日本語版 2017年11月09日14:38

11月11日の「独身の日」を間近に控えた7日、職場の独身者の結婚ニーズをより良く理解するために、中国のお見合いサイト「珍愛網」は求職サイト「智聨招聘」と共同で、「2017年職場独身者の結婚ニーズに関する報告」を発表した。

▽独身が原因で3割近くの社会人が一線都市を離れる

近年、社会人が北京・上海・広州の一線都市を離れるのはすでに一種の社会現象となった。経済や生活のプレッシャー以外にも、多くの社会人が結婚のプレッシャーに悩んでいる。報告によると、社会人の27%は、「一定の年齢に達しても依然として結婚相手がいない場合、一線都市を離れて故郷に帰る」とし、23%は「一線都市で結婚相手を見つける自信がある」と回答、5%は「恋愛を諦めても大都市にいたい」と回答し、残りの45%は「自然の流れに身を任せ、よく考えたことがない」と回答した。

報告によると、独身率の高い職業ランキングは技術、財務、セールス、デザイン、行政、人力資源管理、運営の順となっている。ITエンジニアや財務、セールスマンのような仕事が忙しくて残業が多そうに見える職業は、確かに婚活に影響していることが分かった。

▽ゲームやドラマによって孤独を解消

どんな人でも孤独を感じるときがある。独身の場合はその孤独感が特に顕著だろう。データによると、「仕事から帰ってきても家に誰もいない」ことが最も孤独を感じ、次いで「週末にデートをする相手がいないこと」、「残業を終えた後、一人ぼっちで家に帰ること」、「微信(Wechat)のモーメンツで友達が恋人と幸せそうな様子をシェアしているのを見たとき」となっている。

孤独感を解消するために、男性独身者は主にゲーム、読書、運動、ドラマ鑑賞もしくは友達と遊びに行くのに対し、女性独身者は主にドラマ鑑賞、読書、趣味、家事、友達と遊びに行くことが多い。

▽大部分は恋愛に積極的なタイプではない

職場の独身男女はどんなプレッシャーを受けているのか。報告によると、「能力の向上」が22%、「高い生活コスト」が20%、「結婚相手ができない」が16%である。男性の場合には、6割以上は「お金がないので女性にあまりモテない」、「結婚相手がいないため、家族に心配をかける」、「独身男性の方がより多くの仕事を任されやすい」といったプレッシャーに悩んでいる。

結婚相手ができない問題について、「理想の結婚相手が現れない」と思う人が23%、「人間関係が狭い上に、交流イベントに参加する意欲もない」という人が18%、「恋愛するための経済力をまだ備えていない」人が15%、「追いかけるより追いかけられるのを待つタイプ」人が11%、「独身に慣れ、今のままの生活がいいと思っている」人が10%。大部分の職場の独身男女が恋愛に積極的なタイプとは言えないことが明らかになった。

▽6割が婚姻状況が求職に影響すると認識

婚姻状況は求職に影響するのかという問いに対して、63.92%は影響があると回答している。面接の際、「いつ結婚するつもりか」、「なぜ独身でいるのか」もしくは「配偶者の状況」など、婚姻状況についての質問を度々聞かれるという。調査によると、職場で「独身社員がからかわれる」ということが最もよくあることであり、それに次いで「企業は独身社員に残業や休日出勤をさせる傾向がある」、「妊娠すると、徐々に重要でない仕事を与えるようになる」、「派遣や出張は独身社員を優先する」といった状況が報告されている。

▽独身者対象の福利厚生が重要視される 婚活パーティーが大人気

独身者は職場の弱い集団とみなした時、どのような福利厚生をより重要視するのだろうか。調査によると、「研修や自己向上が重要」だと考えるのは38.8%を占めており、「プライベートな時間を増やしたい」と思う人は28.63%を占めている。結婚相手ができないのならば、より良い自分になろうとしている。

職場の独身者が多くなるにつれて、独身者向けの福利厚生は企業が人材を確保する為の重要な手段となっている。報告によると、独身男女にとって最も魅力的な福利厚生として、婚活パーティー(30%)、独身休暇(28%)、独身手当(16%)、コンサートの入場券(12%)があがった。独身休暇のような福利厚生より、お見合いのチャンスを提供することがより望まれているのだ。(編集HQ)

「人民網日本語版」2017年11月9日

 

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